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B.MAGAZINE

琉球vs京都|西地区2位の琉球は正念場…オフェンスの安定感を取り戻すことができるか

2023.04.06

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第30節

琉球ゴールデンキングス vs 京都ハンナリーズ

 琉球ゴールデンキングスの6シーズン連続となる西地区優勝に黄信号が灯った。地区首位の島根スサノオマジックが連勝を「18」に伸ばしたのに対し、琉球は大阪エヴェッサに先行を許し、第3クォーターには逆転に成功したものの、7点リードの第4クォーター残り4分26秒から反撃に遭い、残り1分を切ってからは3ポイントシュートを連続でブロックされるなど、攻守で相手に圧されて1点差で落とす結果となった。島根とは4ゲーム差がつき、3位の広島ドラゴンフライズも1ゲーム差に迫る状況だ。

 京都ハンナリーズは、琉球とは対照的に滋賀レイクスとの僅差の熱戦を制した。とはいえ、10点リードで迎えた第4クォーターは残り30秒の時点でも8点リードしていながら、そこから一気に2点差まで追い上げられ、残り2秒の相手のレイアップが外れて命拾いする格好だった。しかしながら、8連敗を止めることが最優先だった京都にとっては貴重な白星。残り12試合には地区上位との対戦も多く、この勝利を機に士気を上げていきたい。

琉球はこのところ競り合いになる試合が多く、第26節のこの顔合わせ以降は6試合すべて6点差以内。特にオフェンス面が1試合を通じて安定しない傾向が見られ、第26節は勝ったものの前半に13点リードを許した。千葉ジェッツや島根と好ゲームを展開した京都は侮れず、立ち上がりからエンジン全開で攻めたい。昨シーズンに比べるとインパクトを欠くコー・フリッピンの奮起が望まれる。

文=吉川哲彦

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