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新潟vs富山|B1残留へ正念場の両チーム…新潟は今節の降格回避へ勝利必須

2023.04.21

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第34節

新潟アルビレックスBB vs 富山グラウジーズ

 B2降格圏に沈むリーグ全体24位の新潟アルビレックスBBと、同23位の富山グラウジーズが2ゲーム差で直接対決を迎える。『B.STATS LAB』によると、降格マジックは新潟が「2」、富山も「6」と正念場だ。

 新潟は3連敗中。前節、アウェーの横浜ビー・コルセアーズ戦は80-88で競り負けた。ロスコ・アレンやコフィ・コーバーンを起点に攻撃が機能する時間帯を作り、ディフェンスでも奮闘したが、第4クォーターに5本の3ポイントシュートなどで30失点。終盤のミスやシュートを決めきれなった場面が悔やまれる。

 一方、富山は前節、三遠ネオフェニックスに94-105で敗れた。第1クォーターからミスを重ね、ターンオーバーから25点を失うなど、失点は今シーズン最多タイを数えた。ただ、22得点を挙げた喜志永修斗をはじめ、5人が2ケタ得点をマーク。小野龍猛や野﨑由之も続き、チームで12本の3ポイントシュートも射抜いた。

 そんな両チームの直接対決は今節が3度目。新潟は2連敗中だが、B1残留のためには2連勝がマストだ。直近第29節で苦戦したゾーンディフェンスを攻略できるか。前節、無得点に終わった杉本天昇の3ポイントシュートや、ベテランの綿貫瞬によるゲームメイクが勝敗の流れを左右しそうだ。

 対する富山は喜志永を中心に、課題である試合の立ち上がりを乗りきったうえで、相手のオフェンスを阻めるか。特に、コーバーンを経由するボールムーブを停滞させ、タフショットを打たせる展開が必要になる。リバウンドを回収して、マイルズ・ヘソンやノヴァー・ガドソンなどが走る展開に持ち込み、降格圏脱出を目指す。

文=大橋裕之

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