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B.MAGAZINE

秋田vs北海道|開幕節以来の激突…秋田は最後にディフェンスで意地を見せられるか

2023.05.05

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第36節

秋田ノーザンハピネッツ vs レバンガ北海道

 東地区3位の望みをかけて前節に臨んだ秋田ノーザンハピネッツだったが、茨城ロボッツに無念の連敗。GAME1は91失点とディフェンスが機能せず、後半に長谷川暢など日本人選手が得点を伸ばしたものの、届かなかった。GAME2も、第1クォーターこそ9点リードを奪ったが、第2クォーターに29失点を喫し、最終的に89失点。後半の20分間に限れば19点差をつけられてしまった。宇都宮ブレックスと4ゲーム差がつき、地区3位の可能性は消滅。群馬クレインサンダーズにも抜かれたが、直接対決の得失点差では上回っているため、勝率で並べば地区4位でフィニッシュできる。

 対照的に、レバンガ北海道は仙台89ERSとの直接対決でようやく東地区最下位を脱出した。GAME1はドワイト・ラモスが3ポイントシュート5本を含む24得点でチームを引っ張り、GAME2はショーン・ロングが33得点。茨城の連勝によって地区6位には届かなくなったが、仙台との対戦成績を4戦全勝としたことで、最終節の今節に勝率で並ばれても東地区7位でシーズンを終えることができる。

 実に開幕節以来の対戦となるが、その開幕節は秋田がいずれも90得点以上で連勝。ただし、得点で連勝に貢献した田口成浩と古川孝敏を欠く現在は、北海道にとってもつけ入る隙がある。シーズン全体でもターンオーバーがさほど多くない北海道は、開幕節も秋田より少なかった。秋田としては、最後にディフェンスの強度を上げてプライドを示したいところだ。

文=吉川哲彦
 

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