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【EASL】アルバルク東京が昌原LGセイカーズに快勝、ライアン・ロシター「『この試合を絶対取るんだ』というマインドセットで挑んだ」

2025.12.18

国際連携

 

前半は接戦も指揮官は「同じオフェンスを続けるべき」

12月17日、『東アジアスーパーリーグ(EASL)』グループCに参戦中のアルバルク東京が、アリーナ立川立飛(東京都立川市)で韓国の昌原LGセイカーズと対戦。エジプト代表の主力センター、アッセン・マレイが欠場したLGに対してセバスチャン・サイズとライアン・ロシターの優位性を存分に活かし、昨シーズンのKBL王者を92-73で下した。
A東京は大倉颯太、小酒部泰暉、マーカス・フォスター、ロシター、サイズという近々のBリーグレギュラーシーズンと同じラインナップでスタート。出だしからロシターやサイズを起点としたプレーで得点を重ねるものの、前掛かりにボールを奪おうとするLGの守備に対してフィニッシュまで決めきれない時間帯が続く。逆に思い切りの良いオフェンスを展開するLGに流れを作られ、ユ・ギサンに連続プルアップスリーを沈められて13-17とリードを奪われたが、途中出場の安藤周人の好ディフェンスで流れを断ち切り、フォスターとロシターの得点で追いついて、17-17の同点で第1クォーターを終える。
第2クォーターはディフェンスの良さがオフェンスにも伝播。サイズとロシターのインサイド、大倉とフォスターのアウトサイドでバランスよく得点し、LGに前を取らせない。しかしLGも負けじと、琉球ゴールデンキングスでプレーしたカール・タマヨや211cmのマイケル・エリック、ヤン・ホンソクの得点で追随。残り1分14秒、パク・ジュンヒョンのアシストからタマヨが3Pシュートを沈めて1ポゼッション差に迫り、ラストオフェンスをタマヨの1対1に託したが、マッチアップを担ったアンダーサイズの小酒部がしっかり守りきってシュートを落とさせ、39-35で前半終了となった。
A東京はここまで10本以上の3Pシュートを放ち、そのほとんどがワイドオープンの状態から放たれたものだったにもかかわらず成功は4本と決して多くなかった。しかしデイニアス・アドマイティスヘッドコーチはハーフタイムインタビューにて的確にオープンスリーを作れているオフェンスへの手応えを語り、「同じバスケットボールを続けるべきだと思う。内外のバランスをよくするだけで十分だ」と語っている。

 

アシスト30本の効率の良いオフェンスが勝因

試合が動いたのは第3クォーター。LGはサイズがベンチに下がったタイミングでエリックに得点を重ねさせようとしたが、開始約3分30秒、小酒部との2メンゲームからフローターを放ったロシターに3つ目のファウルを犯してしまい、あえなくベンチに戻ることとなった。A東京も残り4分20秒にサイズがテクニカルファウルで2つ目のファウルを宣告され、流れが傾くかと思われたが、ロシターの連続得点と中村浩陸の3Pシュートで流れを繋ぎ、第3クォーター終了時に10点差をつけることに成功した。
第4クォーターに入ってもA東京の流れは止まらず、大倉のこの日3本目となる3Pシュートやサイズのゴール下などで開始約2分半で15点のリードを奪う。LGもタマヨの連続3Pシュートなどで追いすがったが、安藤の3Pシュートや小酒部の技あり1対1からのレイアップ、平岩玄のティップなどで得点を重ねて快勝を飾った。サイズが30得点9リバウンド、ロシターが18得点18リバウンドと両ビッグマンが躍動し、9アシストを挙げたフォスターを軸にチームトータルで30本のアシストを成功させるなど、オフェンスの遂行力の高さが光った試合となった。
試合後のインタビューに応じたロシターは「『この試合を絶対取るんだ』というマインドセットで挑み、その気持ちが出て良いゲームができた。これで2勝1敗となったがまだまだ油断できない。ここからさらに頑張りたい」と語り、「2月4日のホームゲーム(対ニュータイペイ・キングス)もまたサポートしてほしい」とファンに呼びかけた。

A東京は1月21日、韓国でのアウェーで再びLGと対戦する。

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