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【EASL】終盤に勝負強さを発揮した琉球ゴールデンキングスがマカオ・ブラックベアーズに競り勝つ。大黒柱の離脱を乗り越えグループ2位浮上

2025.12.18

国際連携

 

佐土原遼がチームを救う19得点の活躍

 

12月17日、『東アジアスーパーリーグ(EASL)』グループBに参戦中の琉球ゴールデンキングスがマカオ・ブラックベアーズをホームに迎えた。

琉球の先発は岸本隆一、松脇圭志、小野寺祥太、ヴィック・ロー、ジャック・クーリーの5人。
しかし、琉球はローが開始1分38秒で負傷交代すると、その後コートに戻れずいきなり大黒柱抜きでの戦いを強いられることに。ローの離脱によって焦った琉球はファウルがかさみ、小野寺と佐土原遼が第1クォーターで2ファウルを犯してしまう。一方ブラックベアーズは226cmのサムエル・デグアラが高さの利を生かし、ファウルドローから確実に加点。エースのダミアン・チョンキが自らも得点しつつ巧みなゲームメークを披露し24-21とリードして第1クォーターを終えた。

第2クォーターに入ると、琉球が反撃を開始。平良彰吾や崎濱秀斗がディフェンスの強度を上げて守備のトーンをセットすると、オフェンスの流れも良くなり、開始1分強で8-0のランを決め逆転に成功した。それでも、その後は良いシュートを放つもフィニッシュが決まらず、イージーシュートを落としたことで失速。ディフェンスでもファウルのコールに悩まされ、縦に割られることが増えて41-43とビハインドを背負って前半を終えた。

後半に入っても琉球は追いかける展開に。それでもカークがデグアラをブロックしセカンドチャンスポイントを挙げれば、佐土原が約2分間で2本の3Pシュートを含む8連続得点を挙げるなど、4点をリードして最終クォーターを迎えた。

その後、この試合を落とすとファイナル6進出の道が閉ざされるブラックベアーズの反撃を受けリードチェンジを繰り返したが、琉球はクラッチタイムでそれぞれが持ち味を発揮した。残り1分半で2点差に迫られた琉球は、クーリーとカークがオフェンスリバウンドを獲得しポゼッションを死守すると、脇真大が焦る相手から冷静にファウルを誘発。時間を多く使いフリースローを獲得したが、このフリースローを2本とも外してしまう。それでも、ここでカークが再びオフェンスリバウンドを奪うと、岸本が相手の心を折る3Pシュートを沈めた。こうして、終盤のパフォーマンスで上回った琉球が87-81で競り勝った。

19得点(チームハイ)を挙げた佐土原は、「1本目が入った時からシュートタッチはすごく良いと思っていたので、そこは継続して打っていこうと思っていました」と言い、チームとして確率が上がらない中で5本中3本の3Pシュートを決めた。また、最終クォーターには逆転の長距離砲を沈め、速攻を受けた場面でオフェンスファウルを誘発するなど、ここぞの活躍が光ったが自然体が勝利のカギと語った。

「得点を取ることよりも、ディフェンスとリバウンドを常に意識しています。自分がコントロールできるところを100%やろうとずっと思っていますし、ディフェンスとリバウンドは自分たちのモットーでもあるので、そこを継続して出すことが必要だと思っています」

今回の勝利で戦績を2勝1敗とした琉球はメラルコ・ボルツ(3勝2敗)を抜きグループBの2位に浮上。次戦は1月21日に、再びブラックベアーズとアウェーで対戦する。

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