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「らしさ」を貫く琉球か、それとも「勝利への執念」を見せる長崎か、王座の行方は運命の最終決戦へ[りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2025-26 GAME2試合後会見]

2026.05.25

B1チャンピオンシップ

【(C)B.LEAGUE】
 

1勝1敗のタイそれぞれが期する“今季最後の40分間”

 

5月24日、横浜アリーナで「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2025-26」GAME2が行われ、長崎ヴェルカがディフェンスからチャンスを掴み、琉球ゴールデンキングスに66-60で勝利。対戦成績を1勝1敗のタイに戻し、王座の行方は運命のGAME3へと持ち込まれた。本記事では、激闘直後に行われた両クラブの試合後記者会見の模様を全文でお届けする。
 

琉球ゴールデンキングス

桶谷HC「最後の1秒まで、みんながワクワクする『キングスらしいバスケ』を見せたい。」

 
【(C)B.LEAGUE】

――桶谷大HCに伺います。今日の試合、相手がリバウンドを改善し、厳しい試合になりました。振り返っていかがでしたか。

桶谷HC「そうですね。リバウンドに関しては、長崎が激しく飛び込んできていましたし、掴み合いのようなタフな競り合いもありました。彼らが非常にファイトしてきたと感じています。厳しい展開になった要因としては、やはり第1クォーターの途中からと、第3クォーターですね。そこで隆一(岸本)のファウルトラブルが一番のキーになってしまいました。ただ、それ以外の時間帯では、自分たちが目指しているバスケットボールができていたと感じています。ファイナルですから、何が起こるか分かりません。タフな状況の中でも、選手たちは最後までしっかり戦い抜いてくれました。試合直後、隆一も『こうなったら最後まで(GAME3まで)やりましょう!』と言ってきたので、私も『おう!出たな、次(GAME3)だぞ!』と返しました(笑)。」
 

【(C)B.LEAGUE】

――第3クォーターでリードを許してから、どのように巻き返そうと考えていましたか?

桶谷HC「オフェンスに関しては、相手のプレッシャーでボールラインが全然下がらなかったという課題がありました。ディフェンスでもペイントエリアをやられまくっていたので『もう1回ちゃんとやり直そう』と修正を入れたことが、最後の追い上げに繋がったのかなと感じています。ただ、やはり隆一がファウルトラブルでいなくなったことで、チーム全体を静まらせてしまった部分がありました。だからこそ、自分自身がもう一度エナジーを出して、みんなにエナジーを引き出してもらおうと強く心掛けていましたね。」
 

【(C)B.LEAGUE】

――脇選手は昨年の悔しさもあると思います。どのように立て直してGAME3に臨まれますか。

脇「GAME3まで来たということで、本当にあとはやるだけです。お互いに何をしてくるかは分かっていると思うので、あとはフィジカル勝負。リバウンドやルーズボールといった球際をどれだけ自分たちのボールにできるかが、すごく大切になってくると思うので、徹底して頑張りたいです。あとは、先ほど桶(桶谷HC)さんも言ったように、ディフェンスの局面でどれだけ相手にイージーレイアップをさせないか、簡単に気持ちよくシュートを打たせないか。細かいところから、相手のメンタルをしっかりと削っていけたらいいなと思っています。GAME3は、泥臭いところでの戦いになるなと感じています。」
 

――佐土原選手、GAME3ではどんな心持ちで臨まれますか?

佐土原「もう脇が言ってくれたので、自分から付け加えることはほとんどないんですけど(笑)。今日負けて悔しかった部分はあります。ただ、このチームでもう1試合できるという点では、すごくモチベーションが高まっています。泣いても笑っても今シーズン最後の試合になるので、しっかりと楽しみながら、自分たちにフォーカスして戦い抜きたいなと思います。」
 

――佐土原選手に質問です。第4クォーターで3Pシュートを外した際にすごく悔しそうな表情をされていました。あの時の感情、気持ちをGAME3にどう結びつけたいでしょうか?

佐土原「第4クォーター終盤、大きなビハインドを背負い、時間も残り少ない中で『とにかく狙っていかなければいけない』という思いでした。最後は自分たちに良い流れが来ていましたし、そこで『あと1本入れば逆転できるかもしれない』という可能性が見えてきた局面でした。だからこそ、あの場面で放ったシュートを決めきれなかったことは、本当に悔しかったです。悔しさは強く残っていますが、次の試合はどういう展開になるか分かりません。自分たちがやるべきことを40分間しっかりと貫き通し、ディフェンスにせよオフェンスにせよ、準備してきたことをコート上で表現し切りたい。そして、最後に1点でも多く相手を上回って勝てればいいなと思います。」
 

――桶谷HC、昨年もGAME3を経験しています。あと1つを取るうえでの意気込みを教えてください。

桶谷HC「ファイナルは簡単に終わらせてもらえないな、と改めて痛感しています。ただ、逆に言えば、今日のGAME2では40分間を通してキングスらしいバスケットボールができていなかった。そんな中で、もう1試合(GAME3を)戦うチャンスをいただけたわけです。今シーズンはずっと浮き沈みの激しい、タフなシーズンを過ごしてきましたが、最後の1試合で、今までの全てを払拭するような最高のゲームをみんなで作り上げられたらなと思っています。」
 

――桶谷HCに質問です。先ほど、ボールラインが下がらなかったとおっしゃっていました。第3クォーターの攻防について、振り返って教えていただけますでしょうか。

桶谷HC「そうですね。私と選手たちの間で、少し共通認識がズレてしまっていたのかなと感じています。作戦としては、プレーの中で『インサイドにしっかりヒットしよう(ボールを中に入れよう)』という意図があったのですが、それがコート上でうまく伝わっていませんでした。そこからチーム全体が少しずつ慌て始めてしまったのが原因です。結果としてボールが外回りばかりになり、ターンオーバーが連続してモメンタム(試合の流れ)を失ってしまいました。さらに、そうやってオフェンスが停滞して慌てている時間帯に、自分たちの強みであるハーフコートディフェンスでさえ、簡単にイージーレイアップを許してしまった。そうした細かいディテールの乱れが全て響いた印象です。もう一度、こうした課題をしっかりと整理し、次戦でやり直したいと思います。」
 

――桶谷HCに質問です。まず次戦は、Bリーグ現行制度での最後のゲームになりますが、集大成となる機会でどんなバスケを見せたいのか、もう一つは冒頭で岸本選手が不在だった第3クォーターが大きかったとおっしゃっていましたが、改めてチームにおける彼の影響力、を言葉にしていただけますか?

桶谷HC「普段、私はよく『キングスは誰か一人のものではない』という話をしています。とはいえ、やはり隆一はBリーグが始まった時から唯一、ずっとキングスを背負い続けてきてくれた選手です。この現行フォーマットでのB1最後のシーズン、その最後の試合のコートに彼が立っているということ自体が、僕たちにとっても最大のストーリーになりますし、誰が何と言おうが、彼はキングスの大黒柱だと思っています。だからこそ、『隆一のためにも優勝したい』とみんなが思っていますし、逆に隆一も『チームのみんなのために優勝したい』と思ってくれている。そういう素晴らしいムードがチームにはあります。もちろん、次戦も何が起こるか分かりませんし、彼がコートにいない時間帯もあるかもしれない。それでも、誰が出ていても全員が一つになって戦う姿勢を示したい。そして、キングスのファンの皆さんが見ていてワクワクするような、心の底から『このチームを応援してよかった』と思える最高のバスケットボールを、最後の1秒まで見せたいなと思います。」
 

――脇選手に質問です。昨日の試合直後もそうですが、岸本選手とコミュニケーションを取っているシーンがありました。この2試合を通してのゲームコントロールの手応え、岸本選手と話し学びになった部分を教えてください。
 

【(C)B.LEAGUE】

脇「今日に関しては、第3クォーターで隆一さんがファウル4つになって僕が出たのですが、そこで一気に流れを持っていかれてゲームコントロールができなかったのが本当に悔しいですし、大きな反省点です。自分がコールを出していたのですが、結果としてミスに繋がってしまった。それは味方のミスではなく、PGである僕のコールの出し方や、伝え方に問題があったと痛感しています。そこはしっかりと反省しなければいけません。もっとこまめにハドルを組むなどして、全員でしっかり共通認識を持ってプレーさせることこそが、僕の仕事だと思っています。火曜日のGAME3に向けて、そこは強く意識してやり切るつもりです。隆一さんの次に出てくるPGとして、少しでもコート上でまた違った良い流れをもたらしたいですし、持ち味であるディフェンスから、しっかりと自分の仕事を遂行していきたいです。隆一さんとは普段からよくコミュニケーションを取って、本当にたくさんのことを教えてもらっています。何かあればすぐ聞きに行き、アドバイスをいただいているので、その教えをただ学ぶだけでなく、もっともっとコート上で表現していかなければいけないなと強く思っています。」
 

――佐土原選手にお伺いします。本日の試合では、長崎がディフェンスの強度を上げたことでターンオーバーやファウルといったトラブルが起き、流れに影響しました。それを踏まえた上でGAME3はどんな役割をしたいか教えてください。
 

【(C)B.LEAGUE】

佐土原「今日に関してはファウルトラブルになってしまいましたが、やるべきことは変わらないと思っています。桶(桶谷HC)さんのスカウティングでも、やはりスタンリー・ジョンソン選手がコートにいる時間帯は、自分がアグレッシブに付いて少しでも相手を苦しめるという役割をゲーム前から意識していましたし、ミーティングの中でもそういう話が出ていました。GAME3がどういう試合展開になるかは分かりませんが、マッチアップするブラントリー選手やジョンソン選手、あるいはイ・ヒョンジュン選手に対して、得意・不得意に関わらず、それ以上に強い気持ちを持って戦いたいです。簡単にボールを持たせない。もし持たれたとしても、相手がやりたい得意なプレーを絶対にさせない。そういう泥臭いディフェンスで、まずはチームに貢献したいです。今日ファウルトラブルになったことは、正直それほど気にしていません。もちろんファウルをせずに止められれば100点ですけど、それ以上にアグレッシブにプレッシャーをかけることが重要です。GAME3も、ディフェンスの面でもっともっと挑戦していきたいなと思います。」

長崎ヴェルカ

馬場「技術どうこうではない。最後は『勝ちたい気持ち』が強いほうが勝つ。」

 

――モーディ・マオールHCにお伺いします。昨日は試合の入り方を言及していました。本日の試合では第1クォーター0-9から見事な巻き返しを見せました。その点をどのように評価されていますか?

【(C)B.LEAGUE】

マオールHC「今日の試合に関しては、ほとんどの時間帯で自分たちの目指すバスケットボールを貫き、質の高いプレーを遂行できたと感じています。選手たちは信じられないほどのハート(闘志)を持って戦ってくれました。もちろん、最初の90秒間は自分たちが望むようなスタートができず、バタバタしてしまった部分はあります。しかし、その後は選手たちがしっかりとコート上で立ち直り、ヴェルカが本当にやりたいバスケットボール、まさに『ヴェルカスタイル』を徹底して表現してくれました。崖っぷちの状況で見事なカムバックを見せてくれた選手たちを、心から誇りに思いますし、本当に素晴らしかったです。」

 

――馬場選手にお伺いします。GAME1後に試合の入り方について言及されていました。本日の入りの印象はいかがでしたか?

馬場「もう負けたら終わりという状況で、ある意味すごく良い緊張感を持って戦えていたかなという印象でした。」
 

――今日はチームとしてリバウンドで健闘しました。どのように改善されて臨んだんでしょうか?

馬場「やはりそれが琉球のやりたいバスケットボールで、GAME1は明らかににそこをやられたという強い反省がありました。だからこそ、GAME2に向けて『まず第一にリバウンドを改善する』ということについては、モーディ(HC)も強くおっしゃっていましたし、チームとしての共通認識でした。そこに関しては、今日の試合の入りから選手全員が凄まじい集中力を持って、リバウンドを最優先に考えて遂行できたのかなと思います。」
 

――リバウンドの面で、相手の戸惑いは感じましたか?

馬場「パニックになっているほどには感じませんでした。でも、ファウルになるかならないかのところでやり合えてるという印象は見えたのかなと思います。」
 

――ジョンソン選手、第3クォーターでは、琉球・岸本選手がベンチに下がった時間帯で活躍がありました。後半のオフェンスについて振り返ってください。

ジョンソン「まず明確なゲームプランがあって、後半にしっかり遂行できたことが非常によかったなと思っています。本当に試合を通して、自分たちのプランやコーチに指示されたことをきちんと遂行できれば勝てると思っていたので、そこを今日はしっかりやりきれてよかったです。もちろんコーチのことは全面的に信頼していますし、チームも本当に素晴らしくオーガナイズ(組織化)されています。なので、岸本選手が途中でいなくなってしまいましたが、もともとそこは自分がしっかりマッチアップするという話でずっと続いていましたし、彼がいなくなってからも、自分たちの仕事や遂行しなければいけないプレーをチーム全員で徹底できていたので、そこは非常によかったなと思っています。」
 

――第3クォーター、馬場選手に続いてジョンソン選手にもスティールが出て勢いに乗りました。あのクォーターの攻防の評価をお願いします。

馬場「そうですね。第2クォーターの終盤に相手にタフショットを決められ、少し相手のリズムで試合が終わった印象があったので、第3クォーターの入りはすごく大切にしました。今シーズンのチャンピオンシップを戦う中で、自分たちの第3クォーターにはすごく自信がありましたし、『ここが勝負どころだ』というタイミングで良いプレーを結果に繋げられたので本当によかったと思っています。」

マオールHC「自分たちがディフェンスをしっかり頑張り抜いた結果が、相手のターンオーバーに繋がったと思っています。ゲームプランやカバレッジ(ディフェンスの範囲・対応)自体は全く変えていません。ただ、それをコート上でやりきる遂行力の部分が、今日は非常に素晴らしかったと感じています。」

ジョンソン「そうですね、2人が言ったことが全てだと思います。自分たちは、ワンポゼッションごとに明確なゴール(目的)を持っていて、それを一つずつ達成できれば、最終的に相手のターンオーバーを誘発できると考えています。 今ファイナルを戦っていて特に実感しているのは、最終的にシュートが入るか入らないかではなく、ルーズボール(フィフティ・フィフティのボール)やリバウンドといった小さな局面の争いです。ワンポゼッションごとにその勝負に勝ち切ることが非常に重要ですし、そうした細かい球際をしっかり勝ち取っていくことで、最終的にこういう良い結果がついてくるのだと思っています。」
 

【(C)B.LEAGUE】

――馬場選手とマオールHCにお伺いします。馬場選手は35分という長い出場時間の中で、強度の高いディフェンスや速攻でのレイアップなど泥臭くハッスルしながらも、常に非常に冷静で「正しいプレー」を選択し続けているように見えました。こうした大舞台でプレッシャーに負けず、いつも通り「正しくプレー」し続けられる理由と、その重要性について改めて教えてください。また、マオールHCから見て、馬場選手の「正しいプレー」がチームに与える影響や評価はいかがでしょうか。

馬場「おっしゃるとおり、ファイナルのような大舞台で『正しいプレー』を貫くのは本当に難しいことです。でも、最終的にはそれを徹底できた者が勝つと思っています。例えば、状況に応じてランダムにプレーする中で、5人のうち1人だけが戦術を理解していても、残りの4人が分かっていなければ、そのズレからオフェンスもディフェンスも崩れてしまいます。こうした緊張感のある場だからこそ、その瞬間ごとに全員で正しい判断を共有することを意識していました。 また、僕たちは非常に若いチームなので経験のある自分が先頭に立って正しいプレーを示し続けることが重要だと思っています。言葉で細かく言わなくても、自分のプレーを通じてチームに安心感と冷静さを与えたい。プレーそのものはもちろん、そうした精神面での好影響をもたらすことこそが、今の僕の大きな役割だと感じています。」

マオールHC「まず雄大に関して言えば、彼は間違いなくNBAレベルのアスリートであり、実際にそこで通用する力があると信じています。NBAのプレーオフを見ても主力は40分近くコートに立ち続けますが、雄大もそれに匹敵する素晴らしいハート(闘志)を持っています。今シーズンを通じた彼の取り組みや姿勢は本当に素晴らしく、それがこのファイナルという最高峰の舞台で結果として表れています。 彼の存在は、コーチの立場からすると一種の『チートコード(裏技)』のようなものです。これほど優れたリーダーが先頭に立って見本を示し、決してセルフィッシュにならず、常に集中し、自信を持ってプレーしてくれる。そうなれば、他の選手たちも自然と彼を信じてついていきます。今回は雄大についての質問なので彼を称賛しましたが、彼だけでなく、チームに多様なリーダーが存在しているからこそ、我々は今このファイナルの舞台に立てているのだと思っています。」
 

――馬場選手に質問です。ここまできたら、バスケの技術うんぬんではないというふうに思っているのですが、この1勝1敗のタイ、かつ負けられない状況でどのようにメンタリティを整え、調整されていますか。

馬場「やはりまずは、この2試合以上に気持ちを前面に出したプレーをすることだと思っています。たとえ38分でも39分でも、とにかく40分間最後の最後までチーム全体で戦い抜くというメンタリティが何より大切です。もう個人の戦いではないので、チームとしてどう戦い抜くかというところを強く意識してやっていきたいなと思っています。」
 

――馬場選手にお伺いします。今日はこれまでのチャンピオンシップ以上に頻繁にハドルを組んだり、外国籍選手がヒートアップした際になだめるなど、周囲を強く意識して鼓舞しているように見えました。今日メンタル面で重視したことと、運命の第3戦に向けて、プレー以外でどのようなマインドセットで臨むべきか教えてください。

馬場「そうですね。これまでのチャンピオンシップはホームアリーナという慣れ親しんだ環境で戦えましたが、ここ横浜アリーナは長崎と琉球のファンが半分ずつという、普段とは全く異なる独特の雰囲気です。GAME2で昨日よりはアリーナの空気に慣れてきたとはいえ、やはり『いつもとは違う』ということを強く意識していました。僕は過去にここで何度かプレーした経験もあるので、だからこそ時間があるたびに集まってハドルを組み、より一層『チームで戦うこと』を意識させました。昨日の課題だった部分を、今日はしっかり体現できたと思っています。GAME3に関しては、もう戦術や技術云々ではなく『気持ちが全て』です。琉球も死に物狂いで優勝を狙ってくるはずですが、もし僕たちの勝ちたいという気持ちが相手と同じか、あるいはそれ以下だったとしたら、どれだけ技術があっても絶対に勝てません。まずは相手を上回る『勝ちたい』という強い意志を表に出すこと。メンバー一人一人のその想いが強ければ、自ずと結果はついてくると信じています。そこはチーム全員にしっかりアプローチして臨みたいと思います。」
 

――ジョンソン選手に質問です。第2クォーターでイ・ヒョンジュン選手へ素晴らしいパスがありました。惜しくもシュートは外れてしまいましたが、今日の彼のパフォーマンスについて感想を教えてください。
 

【(C)B.LEAGUE】

ジョンソン「本当にナイスガイで素晴らしい選手で、常にコート上で正しいプレーを選択してくれます。今回は彼がシュートを外してしまいましたが、逆に私がシュートを外した時には、私から彼に謝ることもあります。そうやってお互いにリスペクトし合えることこそがチームのケミストリーですし、重要なのはそこだけだと思っています。お互いに同じイメージを描けていたので、今回の件に関しては全く問題ありません。」
 

――加入して3シーズン目の今年、長崎としては初のチャンピオンシップ出場で、ファイナル初勝利を挙げました。国内外で優勝経験を持つ馬場選手として、チームにどのようなメンタリティをもたらし、根付かせようとしてこの3シーズンと今回のファイナルを戦ってきたのでしょうか。


馬場「そうですね。僕がまず考えているのは、この長崎ヴェルカというチームは、長崎という街において『バスケットボール以上の意味』を持っているということです。勝っても負けても、長崎の皆さんが声を枯らして応援してくれる姿を見て、やはり『この人たちと共に戦いたい、この人たちのために戦いたい』という気持ちが一番強くあります。この3シーズン、どんな時でも背中を押してくれたファンの皆さんに、胸を張って顔向けができるようにと常に考えながらプレーしてきました。それはチームの誰もが理解していることだと思いますし、僕自身、勝ち負け以上の価値を地域やクラブにもたらせるような存在として長崎ヴェルカに貢献できたらうれしいですし、普段からそういう強い想いを持ってコートに立っています。」

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