日常のアクションを森の未来へ——ソフトバンク・鎌田美希氏が語る「ネイチャーバンク」【B.Hope ACTIONインタビュー第1回】

アリーナの熱狂をエコアクションへ。トップパートナーが挑む環境保全の新たな形
B.LEAGUEの記念すべき10周年となったシーズンのクライマックスの舞台「りそなグループB.LEAGUE FINALS 2025-26」はGAME3までもつれる激戦となり、長崎ヴェルカが初優勝を果たしました。その会場で行われていたのがB.Hope ACTIONです。「PEOPLE(人類)」「PEACE(平和)」「PLANET(地球)」の3つの領域で、クラブ・選手・ファン・地域・パートナー企業の方々を巻き込んでバスケやスポーツの力で社会が直面する問題に取り組むB.Hopeの活動。B.Hope ACTIONインタビューの第1弾では、2016年のB.LEAGUE開幕以来、トップパートナーとしてリーグの成長を支え続けてきたソフトバンクを紹介します。
同社が新たに立ち上げた森づくりの仕組み「NatureBank(ネイチャーバンク)」とB.LEAGUEの社会貢献活動「B.Hope ACTION」が融合し、アリーナの熱狂と日常の決済が未来の豊かな森へとつながるプロジェクトが動き出しています。今回はソフトバンクの鎌田美希氏にスポーツと環境が創る新たなエコの好循環について聞きました。
——ソフトバンクとB.LEAGUEは、リーグ開幕時からの長い関係性があります。その中で今回、B.Hope ACTIONに参加しようと思ったきっかけ、狙いをお聞かせください。
鎌田 お話しいただいた通り、弊社はB.LEAGUEのトップパートナーとして様々な取り組みをご一緒させていただいています。また、昨年の7月30日に新しい森づくりの仕組みとして「NatureBank(ネイチャーバンク)」を発表しました。 ネイチャーバンクは、対象のエコサービスやアプリを使っていただくことで削減されたCO2に相当する植樹支援をソフトバンクが行い、CO2削減効果を2倍につなげるという取り組みです。 B.LEAGUEがB.Hope ACTIONを通じて、企業やファンの皆様、地域の皆さんと社会をより良くする活動をされているとお伺いし、ぜひネイチャーバンクとしてもご連携できればとお声掛けさせていただいたのが、今回の背景になります。
——ネイチャーバンクの取り組みは「りそなグループB.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2025-26」だけでなく、「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2026 IN NAGASAKI」でも実施していましたね。
鎌田 元々は1月の天皇杯(第101回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会)でも一度コラボレーションさせていただいており、その時は『バスケットLIVE』の視聴数に応じて植樹支援を行う取り組みを実施しました。それに続いての実施となったのですが、ファイナルに向けて何ができるかを検討するなかで、B.LEAGUEの方から「会場でのPayPayなどのキャッシュレス決済が非常に進んでいる」というお話を伺ったのです。 ネイチャーバンクの対象アクションのなかでもPayPayの利用件数は大半を占めているため、その取り組みと連携して、「PayPayを使うことが環境貢献につながるんだ」とファンの皆さんに知っていただく機会になればと思い、今回のキャンペーンを実施しました。自然に参加できる点が今回の魅力だったと思っています。
——PayPayばかりではなく、例えば会場に向かうための交通機関を調べる「Yahoo!乗換案内」を使ってもネイチャーバンクに繋がるなど幅広い貢献方法がありますね。
鎌田 そうです。様々な対象サービスが含まれていますので、普段の生活で日常的に使っていただいている方は、実は意識せずともすでにネイチャーバンクのアクションに参加していることになるんです。
——“まずは問題や活動を知ってもらう”ということで、気づきになったファンの方も多かったと思います。オールスターやファイナルでは、具体的にどれくらいの成果があったのでしょうか?
鎌田 アリーナ内での決済回数を集計し、そこから植樹支援本数を算出したのですが、皆様にご参加いただいた結果、今回は64本分の植樹支援につなげることができました。この結果はネイチャーバンクの公式Xでも発信しています。本当に多くの方々が決済を通じて参加してくださったからこその結果ですので、まずはご参加いただいた皆様への「ありがとうございます」という感謝の気持ちが一番大きいですね。
\\Bリーグ × NatureBankコラボ ご報告//
— NatureBank(ネイチャーバンク) (@NatureBank) June 9, 2026
「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2025-26」で実施した、植樹支援キャンペーン🌱
会場内の飲食店・グッズ販売店でのPayPay支払いを通じて、64本分の植樹支援につながりました✨
ご参加いただきありがとうございました!
#NatureBank #ネイチャーバンク… pic.twitter.com/oddrMDcoHA
——自分たちが観戦することが自然保護につながる。駆けつけたファンにとっても嬉しい話ですね。
鎌田 今回のファイナルは伺えなかったのですが、過去に観客として行ったことがあります。その時に感じたファンの熱狂が本当に素晴らしいというのが印象的でした。またB.Hope ACTIONの中で様々な企業の方が社会貢献活動をされているということも印象的です。その中の一社として参加できていることはすごく嬉しいことですね。
これまでは天皇杯やFINALSなど大舞台でご連携させていただきましたが、今後はシーズンを通してなど中長期的な連携も実現できたらいいなと思っています。特定の試合に限らず、全国会場にいるファンの皆様やクラブの皆様と一緒に何かできたらと個人的にもすごく楽しみです。
——「ネイチャーバンク」の植樹先は全国を対象としているということに驚きました。B.LEAGUEとしても「地方創生」を掲げているだけに、活動の可能性は広がりそうですね。
鎌田 そうですね。大都市圏に限らず、全国各地にたくさんのファンがいらっしゃるB.LEAGUEだからこそ、ネイチャーバンクという仕組みを広く知っていただける機会になっていると感じています。今後もぜひ、継続して連携していきたいですね。
——先ほどもおっしゃっていましたが、B.Hope ACTIONでは様々な企業が参画しており、例えば王子ホールディングス(インタビュー第2回で紹介)も紙コップの回収を行って紙製品に生まれ変わらせる取り組みをしていました。団体と企業の枠を超えての活動といったアイディアはいかがでしょうか?
鎌田 すごく面白そうですね! 私たちにとって他企業様とのコラボレーションはまだこれから取り組んでいく段階ですが、今後ぜひチャレンジしていきたい活動です。それをきっかけにB.LEAGUEに関わる皆さんとも連携を広げていけたら素晴らしいですね。実際に「何本分の植樹支援につながりました」とお伝えしても、植樹される現場まではなかなか見えにくい部分もあります。だからこそ、今後はファンの皆さんと一緒に植樹活動を体験できるようなところまで連携を深められたら、ストーリー性もあってすごく充実したものになるなと感じています。
——最後に、B.LEAGUEファンに向けてメッセージをお願いします。
鎌田 まず今回のファイナルを通じてご参加いただいた皆様に本当に感謝を申し上げます。これからも試合観戦等を通じて対象サービスにご参加できる機会はたくさんあると思います。普段のアクションを通じてネイチャーバンクを知っていただき、PayPayを使ってみよう、「Yahoo!乗換案内」を使いエコなルートで行ってみようなど、ちょっとしたアクションが活動に繋がるというところがネイチャーバンクの良さと認識しています。皆さんが繋がるような施策をB.LEAGUEと一緒にご連携できればと思っていますので、引き続き、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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