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フィリピン代表の誇りに辻直人のバースデイ、笑顔と熱気に包まれた『B.LEAGUE MANILA GAMES 2026』前日会見

2026.09.09

見どころ・レポート

【(C)B.LEAGUE】
 

ロイブルHC「37分間も出場させるつもりはありませんよ(笑)」

 

日本とフィリピンの外交関係樹立70周年を記念し、マニラで開催されるBリーグ初の海外主催試合『B.LEAGUE MANILA GAMES 2026』。開幕を翌日に控え、現地アリーナでプレスカンファレンスが行われた。レバンガ北海道からはトーステン・ロイブルヘッドコーチ、富永啓生、ドワイト・ラモス、群馬クレインサンダーズからはカイル・ミリングヘッドコーチ、辻直人、エージェー・エドゥの6名が登壇した。アジアのバスケットボール史に新たな1ページを刻む注目の決戦を前に、会場は熱気と笑顔、そして期待感に包まれた。

普段はフィリピン代表として熱狂的な声援を浴びるラモスとエドゥにとって、今回のマニラ開催は特別な意味を持つ。代表チームではなくBリーグのクラブの一員として母国のファンの前に立つからだ。

日本でのキャリアも長く、クラブの中心選手として活躍するラモスは、母国ファンへの感謝と誇りを噛み締めた。「日本で6年間プレーしてきましたが、本当に良くしてもらっています。自分が日本で受けてきた親切さや温かいおもてなしを、チームメートや日本から来た皆さんにもお返ししたいですね。ファンの皆さんには、私たちがBリーグで培ってきたハイレベルなバスケットボールを存分に楽しんでもらえたらうれしいです」

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一方、群馬のインサイドを支えるエドゥも、家族の前でプレーできるまたとない機会に心を躍らせた。「日本でのプレーは本当に素晴らしい経験ばかりですが、特にマニラには母方の家族がいるので、彼らの目の前で自分がプロとしてのプレーを見せられるのは最高の機会です」

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代表メンバーの2人が敵味方に分かれてプレーすることは、ファンにとっても特別な体験となる。それがフィリピンで行われればなおさらだろう。ただ、両指揮官はユーモアを交えて2人の起用法について触れつつ、この試合が持つ意味についても語った。ロイブルヘッドコーチは言う。

「プレシーズンマッチをエキサイティングにするのは難しく、退屈な試合になりがちです。しかし、マニラのこの素晴らしいアリーナで、熱狂的なファンに囲まれて戦えるのは素晴らしい環境です。ただ、ファンの方には少し申し訳ないですが、ドワイトは我々にとって非常に重要な選手ですが、代表の時のように37分間も出場させるつもりはありませんよ(笑)」

ミリングヘッドコーチは「ウチのAJも代表では39分もプレーしていましたからね(笑)。明日もプレーしますが、連戦ですし少しプレー時間は抑えるつもりです」と乗っかった。「しかし、Bリーグのチームはプレシーズンであっても全員が強い闘志を持って戦います。フィリピン人選手が日本にいて、私はフランスにゆかりのあるアメリカ人コーチ、相手はドイツ人コーチと、バスケはよりグローバルなスポーツになっています。異なる国や国籍のチームと対戦し、バスケという競技を成長させ続ける良い機会です。北海道という素晴らしいチームを相手に、開幕に向けた最高の準備ができるでしょう」
 

 「この日にここでプレーできるのも何かの縁」

 

そして、この歴史的な2日間の直前に37歳を迎えた『持っている』選手がいる。群馬の辻だ。「バスケでフィリピンに来るのは代表戦を含めて今回が3度目です。国を背負うのではなく中立の立場ですが、皆さんに楽しんでもらえる試合にしたいです」と意気込んだ後、「それと……」と切り出した。

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「この記念すべき70周年の今日、実は僕の誕生日なんですよ。誰も触れてくれないですけど(笑)。この日にここでプレーできるのも何かの縁だと思います。サラマポー(タガログ語でありがとうの意味)!」(ちなみに3度目の「サラマポー」で、ようやく現地記者の頬がゆるんだ。)

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そしてお祭り男が「富永選手に負けじと、自分のパフォーマンスを見せたい」と語ったのに対し、富永は堂々とした佇まいで決意を口にした。「この試合がフィリピンで開催されることをすごくうれしく思いますし、その一員としてプレーできることが楽しみです。ただ、フィリピンだからと言って何か特別なことをするわけではなく、いつも通りの自分のプレーを見せるだけです。この試合をきっかけにBリーグがもっと大きくなっていくんじゃないかと思っているので、そのきっかけになれるようにチーム一丸となって頑張りたいです」

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フィリピン代表同士の戦いに加え、新旧シューター対決に外国籍ヘッドコーチ対決。見どころしかない『B.LEAGUE MANILA GAMES 2026』は、文字通り歴史的な2日間になりそうだ。

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