バスケの熱狂が生む、家族の絆と子どもたちの夢——りそなグループ・風間美歩氏&神谷英里子氏が語る「りそなシート」【B.Hope ACTIONインタビュー第4回】

B.LEAGUE TITLE PARTNERが描く、関わるすべての人と共に創るワクワクする未来
激闘となった「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2025-26」の舞台裏で、アリーナの熱気とともに繰り広げられたB.LEAGUEの社会貢献活動「B.Hope ACTION」。「PEOPLE(人類)」「PEACE(平和)」「PLANET(地球)」の3つの領域で、クラブやファン、パートナー企業を巻き込んで社会課題に取り組むこの活動に焦点を当てる連載インタビューの第4弾。今回は、B.LEAGUE TITLE PARTNERである「りそなグループ」の取り組みを紹介します。
同社は、「すべての子どもたちに夢や希望を感じる機会を提供したい」という想いのもと、体験格差解消を目的とした「りそなシート」を用意し、今回は「りそな未来財団」の奨学生である高校生とその家族を試合に招待しました。「経済的制約があるひとり親家庭などの支援」を目的に設立された同財団の活動と、B.LEAGUEの熱狂空間が交わることで、どのような価値が生まれたのか。りそなホールディングスの風間美歩氏と神谷英里子氏に、アリーナで生まれた家族の絆や子どもたちの変化、そして未来へ向けた思いを聞きました。
——「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2026 IN NAGASAKI」に続いて「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2025-26」でも「B.Hope ACTION」に参加されました。その理由やB.LEAGUE TITLE PARTNERとして社会貢献に込める思いをお聞かせください。
風間 2024年にB.LEAGUE タイトルパートナーに就任させていただいて、より多くの方々にりそなグループを知っていただき、身近に感じていただくという目的もありましたが、同時に、B.LEAGUEの『地域や社会課題の解決に取り組む姿勢』が、我々のグループパーパス「金融+で、未来をプラスに。」と非常に通ずるところがあったからです。B.LEAGUEと我々だけでなく、他のパートナー企業やファンの方々、そして地域といったステークホルダーの方々を巻き込む形で、一緒に未来志向の社会課題解決に取り組んでいきたい。そうした思いのもとで協賛をスタートしていますので、最初から『共に社会貢献活動をやっていきたい』という思いがありました。
——オールスターに続いてファイナルでも、「りそなシート」に子供たちを招待されました。今回対象とした「りそな未来財団」について教えていただけますか。
神谷 りそなグループが設立した公益財団法人りそな未来財団は、「ひとり親世帯」のご家庭をサポートしている団体です。学ぶ意欲のある高校生たちが、経済状況などに左右されることなく能力を発揮できるよう『奨学金の支給』などの支援をしています。
単なる資金援助にとどまらず、奨学生同士や奨学生の先輩が親睦を深める交流会や卒業激励会など、コミュニケーションの機会づくりも大切にしています。この想いから、横浜で開催された今回のファイナルでは、首都圏に住んでいるりそな未来財団の奨学生とそのご家族を「りそなシート」にご招待しました。
——子どもたちに、この観戦を通じてどのような経験や体験をしてほしいと考えていたのでしょうか。
神谷 奨学金の対象となる学生は、学ぶ意欲や社会で活躍したいという意欲が非常に高い方が多くいらっしゃいます。そうした方々に対して、選手たちが本気で挑戦し、夢に向かって躍動するB.LEAGUE最高峰の舞台を見てもらうことで、「自分たちも頑張ろう」とご自身の将来の可能性を感じて、さらに夢を広げてほしいなという想いがありました。
もうひとつは、ご家族で共有する時間を作っていただきたいということです。ひとり親家庭の保護者の方は、時間的・経済的な制限があることが多いです。ご家族で同じ体験をする、同じ時間を共有することがなかなか難しいというお声も伺っておりましたので、高校生単独ではなくご家族と一緒にご招待しました。同じ空間を共有して、夢に向かって語り合っていただいたり、共感し合ったりする時間を作ってほしいと考えました。
——実際に観戦された高校生や親御さんからは、どのような反応がありましたか?
神谷 私たちやB.LEAGUEの方々にも「本当にいい機会をありがとうございました」と心からのご挨拶をしてくださいました。選手たちの熱いプレーはもちろんですが、「ファンの皆さんのエネルギーや、地域に対する熱量が想像以上だった」というお声があったのも印象的です。後日いただいたアンケートでも、高校生ご本人から「初めてチャンピオンシップを現地で見ることができて最高でした」「バスケが大好きなので、とにかく全部よかったです」といった熱量の高い感想をいただいています。
風間 長崎で開催されたオールスターでは未就学児も含むお子さまを対象としていましたが、今回は高校生が対象でした。受験や将来のキャリアを真剣に考えるタイミングにある彼らに、一生懸命に取り組むことの大切さが伝わったのではないかと思います。
思春期にもかかる年代ですので、親御さんと一緒に参加してくれるかな? と少し心配していた部分もあったのですが、実際には親子が本当に楽しそうに会話しながら観戦している姿がありました。「2人だけで写真を撮る機会がなかなかない」という方も多かったので、私たちが記念撮影をお手伝いしたのですが、照れながらもとても良い笑顔を見せてくれました。アンケートでも、お母さまから「普段なかなか体験させてあげられないので、子どもが“最高だった!”と喜ぶ姿を見られて親として嬉しかった」という声や、高校生からは「将来は教員として社会に貢献できるよう頑張っていますが、ずっと忘れられない経験ができました」「この様な取り組みで、社会に還元しようとする姿勢に改めて感動しました。私も貰った恩を社会に還元できる大人になれるよう、励んでいきたいと思います」といった感想が寄せられ、私たちが想像していた以上に多くのことを感じ取っていただいたことを実感しました。子どもたちの将来への刺激という主眼に加えて、家族間の絆を深める時間を提供できたことは、本当に大きな成果だったと感じています。

——選手たちのエネルギーがご家族に伝わったかのような時間ですね。
神谷 そうですね。オールスターとファイナルで実施してみて、私たちが想像していた以上に、皆さんが目をキラキラさせて楽しそうに参加してくださっているのを見て、この活動の意義の大きさを実感しました。今後は、ファイナルのような大きなイベントに限らず、通常の試合が開催される全国の会場でも、ぜひ機会を作っていきたいですね。継続して取り組み続けていくことが、何よりも大切なことと考えています。
風間 私たちはB.LEAGUE タイトルパートナーとして、B.LEAGUEと共に成長していきたいと考えています。両者が重なり合うことで生み出せる社会的な価値は、本当に無限大だと思っています。同パートナーである我々には「JOIN THE HOPE~ワクワクできなきゃ、未来じゃない。~」という協賛のスローガンもあるのですが、協賛する中で、多くの人を巻き込んでワクワクする未来を作っていきたいという思いを持っています。そうしたコミュニティの広がりを作っていくためにも、ぜひ皆さんにこの輪へ入ってきていただきたいなと願っています。
——B.LEAGUEと共に社会的な価値をもっと大きくしたい、この社会貢献の幅を広げたいといった思いは他のパートナー企業様も同じように持っていらっしゃいます。そうした企業間の垣根を越えた連携には、どのような期待をお持ちでしょうか?
風間 まさにその通りだと思います。私たちが単独でできることには、どうしても限界があります。しかし、B.LEAGUEには多くの素晴らしいパートナー企業がいらっしゃる。それがB.LEAGUEの大きな魅力の一つでもあります。同じ志を持つパートナー企業同士が一緒になって社会課題に取り組むことができれば、そこには非常に大きな価値が生まれると確信しています。

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