【夏休み特別企画】読書感想文にもおすすめ!B.LEAGUE選手たちの推薦図書をご紹介《後編》
8月も、残りわずかとなってきました。学生の皆さんは、夏休みの宿題は順調ですか?
夏休みの定番といえば、「読書感想文」。
「あとで書こう」と、ギリギリまで残しておくと、思っていた以上に手ごわくて焦る…なんていう経験に覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
B.LEAGUEには、読書を愛する本好きな選手たちがたくさんいます。今回は、そんな選手たちに、「今おすすめしたい一冊」を教えてもらいました。
読書感想文の本選びや、来たる「読書の秋」に向けた「お気に入りの本探し」の、参考にしてみてください!
ラインナップ
【1】アスリートが薦めるスポーツ関連の本(※前編)
【2】心や体を整えるメンテナンスにおすすめの一冊(※前編)
【3】想像力が豊かになる小説・文学作品
【4】バスケ選手が手がけるやさしい絵本たち
【5】親子で読みたい楽しい絵本
前編はこちら
想像力が豊かになる小説・文学作品
寺嶋良選手(広島)
B.LEAGUE随一の読書家として知られる、広島ドラゴンフライズの寺嶋良選手。
年間100冊を越える読書量を誇り、プロ1年目から本を保育園などに寄贈する活動なども積極的に行っています。
そんな寺嶋選手イチオシの本は、お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さんによる初の挑戦小説『青天』。 「トップアスリートにも必要な試練への向き合い方を考えさせられる1冊です!」とのことで、読書関係のイベントに参加した際も、この本について語っていたのだとか。(ちなみに、寺嶋選手は元々オードリーの大ファンで、ラジオのヘビーリスナーとのこと)
星川開聖選手(宇都宮)
宇都宮ブレックス・星川開聖選手から推薦があったのは、第155回 芥川賞受賞作としても話題となった村田沙耶香さんの小説『コンビニ人間』
《星川選手推薦コメント》
小説家でありながら、同時にコンビニでも働いていた著者が、職場での経験を活かして書き上げたというこの一冊。星川選手いわく、「学生でも読みやすくて、「こういう人もいるんだな」という価値観を広げてくれる1冊です。」とのことです。
大森康瑛選手(山形)
B.LEAGUE屈指の文武両道選手として知られる山形ワイヴァンズの大森康瑛選手。趣味の1つは読書という大森選手から推薦があったのは、歌野晶午さんの長編推理小説『葉桜の季節に君を想うということ』。大森選手の素敵な推薦文を読むと、思わず図書館でこの本を探してみたくなると思います。
《大森選手推薦コメント》
この本を読み終えたとき、思わず最初のページに戻りました。
読み終わる直前まで、僕は完全に「わかったつもり」でいました。探偵役の主人公、事件の構図、人物関係、すべてが自分の中で整理されていました。ところが終盤、たった数行で世界がひっくり返りました。引っ掛かった、という感覚より先に「自分はなぜこう読んでいたのか」と考えさせられました。
これは単純などんでん返し小説ではありません。読者が無意識に持っている固定観念、「普通」という感覚を著者は見事に利用しています。文字だけから情報を得て想像する、小説という媒体でしか成立しないトリックだと思います。映像では絶対に同じ体験はできない。「文字で読む」からこそ、読者の頭の中に自由に映像が生まれ、そこに隙が生まれる。小説の面白さをあらためて実感した一冊でした。
そして二周目がさらに面白いです。一度目は気づかなかった伏線が至るところに仕掛けられていて、作者の計算の緻密さに悔しくなります。夏休みにじっくり一周目を読んで、そのまま二周目を一気に読み直す。そんな体験ができる本です。
感想文を書くためだけの本ではなく、読み終えたとき、自然と誰かに感想を伝えたくなる本だと思います。
菊地広人選手(北海道)
レバンガ北海道の菊地広人選手がおすすめしてくれたのは、朝井リョウさんの小説『正欲』。過去には、平成生まれの作家初の「直木賞」を受賞したことでも知られる著者による長編小説で、映画化もされています。
《菊地選手推薦コメント》
この正欲という作品は「多様性」がテーマになっている作品です。 今の世の中でよく聞かれるようになってきていて広まっている考え方だと思うのですが、果たしてそれが本当にすべての人を尊重できているのか、自分にとって都合の良い部分を多様性と言っている部分もあるのではないのかと、とても考えさせられます。 多様性というテーマに対して深く考えさせられ、鋭い問いを突き付けている作品だと思っています。読みやすいか…と言うと、結構センシティブな部分もあるので難しさもあるのですが、ハッとさせられる人は多いのではないかと思いますし、自分は読後に満足感がありました。 学生の皆さんにも一度読んでもらったら、考え方も少し変わるのかなと思いますので、ぜひ夏休みなどで読んでほしいなと思い、おすすめします。
ザック遼モーア選手(横浜EX)
横浜エクセレンスのザック遼モーア選手から推薦されたのは、ヘルマン・ヘッセの長編小説『シッダールタ』。著者の名前は、『車輪の下』や『少年の日の思い出』など、国語の教科書で見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
《ザック選手推薦コメント》
彼の作品の、旅に出た人々が自分自身や人生について学んでいくというテーマを扱っているところが気に入っています。彼の本を読むことで、新しい経験を前向きに受け入れる姿勢を持ち続けることができ、人間として成長し続ける糧となっています。
バスケ選手が手がけるやさしい絵本たち
佐藤卓磨選手(横浜BC)
読書が好きな横浜ビー・コルセアーズの佐藤卓磨選手が、子どもたちに「絵本を読むきっかけ」を作りたいという思いから制作された絵本『ぼくはキリン』。イラストは、ぬくもりのあるタッチで、鮮やかな作品を描き上げるイラストレーター・カワダクニコさんが担当されています。なんでも、佐藤選手の熱いオファーで実現したのだとか!
そして、絵本だからと侮るなかれ!大人が読んでも感慨深いストーリーとなっており、佐藤卓磨選手から「誰にでも自分の強みがある」というメッセージが込められた一冊です。
谷口大智選手(群馬)
絵本作家のはっとりひろきさん、グラフィックアーティストの左右田薫さん、そして群馬クレインサンダーズの谷口大智選手という異色のコラボレーションで誕生した絵本『はいるかな』。個性豊かな動物たちが、バスケットボールに挑戦するストーリーなので、バスケが大好きなお子様にもおすすめです。
《谷口選手推薦コメント》
この絵本は小さい子にはワクワクや想像力を、思春期の子供達には勇気つけるメッセージを、そして保護者の皆様には自分の子供は自分の子、他と比べる必要はないんですよ。 そういうメッセージを込めて制作しました。今を必死に生き抜いている子供から親のみんなに、是非手に取って読んで頂きたい一冊です。よろしくお願いします。
親子で読みたい楽しい絵本
遙天翼アシスタントコーチ(熊本)
家に帰れば子育て中のパパでもある、熊本ヴォルターズの遙天翼アシスタントコーチのおすすめは、かがくいひろしさんの絵本『だるまさんが』
《遙天翼アシスタントコーチ推薦コメント》
子どもから大人まで笑顔になれる、大好きな絵本です!ページをめくるたびにユニークなポーズやユーモラスな動きをするだるまさんの姿に子どもたちはいつもケラケラ笑っています。シンプルな言葉とリズミカルな展開なので、小さなお子さんでも夢中になって楽しめます。効果音が言いやすい(プシューやドテッなど)ので、自分の息子や娘も小さい時は、そこの部分だけ覚えていたので、そこのフレーズがくると一緒に声に出して読んだりしていました。読むボリュームも少ないので普段、あまり本と触れ合うことが少ないご家庭も、夏休みというこの機会にぜひ親子で声に出して読んだり、一緒に同じポーズを真似したりして、楽しい時間を過ごしてほしいなと思い、この1冊を選びました!
いかがでしたでしょうか。
気になる本がありましたら、ぜひ手に取ってみてくださいね!
前編はこちら

Cookieについて
このサイトでは、サービスの運営に不可欠な Cookie を使用します。また、利用状況の分析や広告配信のために Cookie を使用することがあります。
『同意する』をクリックすると、これら全ての Cookie の使用に同意したことになります。
拒否される場合は『同意しない』を選択してください(この場合でも基本機能に必要な Cookie は使用されます)。
Cookieの詳細