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バスケを通して垣根を越えた繋がりと健康な社会——エニタイムフィットネス・長谷川芳子氏が語る「ユニファイドスポーツ」【B.Hope ACTIONインタビュー第3回】

2026.07.14

B.Hope

【(C)B.LEAGUE】
 

ヘルシアプレイスをすべての人々へ——パーパスが共鳴する、誰もが輝ける未来

 

激闘となった「りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2025-26」の舞台裏で、アリーナの熱気とともに繰り広げられていたのがB.LEAGUEの社会貢献活動「B.Hope ACTION」。会場となった横浜アリーナでは、「PEOPLE(人類)」「PEACE(平和)」「PLANET(地球)」の3つの領域で、クラブやファン、パートナー企業を巻き込んで社会課題に取り組む活動が展開されていました。B.LEAGUEと共に活動を推進するパートナーにスポットを当てるインタビュー企画の第3弾は、エニタイムフィットネスを運営するFast Fitness Japanの長谷川芳子氏です。

【(C)B.LEAGUE】

同社は「B.Hope ACTION」の一環として、知的障害のある人とない人が同じチームで競技を行う「ユニファイドスポーツ*」のバスケットボールゲームをサポートし続けています。自社のパーパスである「ヘルシアプレイスをすべての人々へ」という理念と、B.LEAGUEの熱狂空間が交わることで、どのような価値が生まれたのか。長谷川氏に、アリーナで生まれた一体感や、フィットネスとバスケットボールが繋ぐ未来への思いを聞きました。

*=知的障がいのあるアスリートと障がいのないパートナーが同じチームでプレーし、共にスポーツを楽しみながら相互理解を深める取り組みです。B.LEAGUEは「“ために(for U)”ではなく、“ともに(with U)”」の精神のもと、スペシャルオリンピックス日本(SON)と連携し、誰もが輝ける共生社会の実現を目指してこの活動を推進しています。

——Fast Fitness Japanは長年ユニファイドスポーツを支援しています。改めてB.LEAGUEの社会責任活動である「B.Hope ACTION」に参画する理由をお聞かせください。


長谷川 私たちFast Fitness Japanでは「ヘルシアプレイスをすべての人々へ」というパーパスを掲げています。この“すべての人々へ”という言葉には、年齢や性別、障がいの有無に関わらず、誰もが運動やスポーツを通じて健康になれる社会を作りたい、という思いを込めています。B.LEAGUEさんが推進する「B.Hope」の活動がまさにそれで、「“ために(for U)”ではなく、“ともに(with U)”」という精神が、私たちのパーパスととても深く重なるものでした。スポーツの持つ熱量と、社会に対する温かい広がりを持つB.LEAGUEさんと共に活動を進めることで、私たち単独では支援を届けきれない方々にも、「健康的に暮らせる社会への第一歩」を届ける活動を広げていけるのではないか。そう考えたことが参画のきっかけです。
 

【(C)B.LEAGUE】

——「りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2025-26」では、今年も「B.Hope ACTION UNIFIED SPORTS® BASKETBALL GAME supported by ANYTIME FITNESS」をサポートしました。きらびやかなコートで楽しみながらプレーする選手たちを見て、どのような印象を持ちましたか?


長谷川 弊社はスペシャルオリンピックス日本**(SON)様のパートナーとして、ユニファイドスポーツやトレーニング自体には以前から深く関わらせていただいております。FINALSのような素晴らしいステージで、ユニファイドゲームをしている皆さんを見た印象は、「すごく楽しそう!」というのが一番でしたね。また、アスリートの皆さんはもちろん、パートナーの方やゲストで来ていただいたプロ選手の皆さんも心から楽しんで参加されているなと感じました。それは、スポーツが持つ「垣根を越えてコミュニケーションが取れる力」が大いに発揮されていたシーンだと思います。温かい雰囲気がしっかりと伝わり、観客の方々から自然と拍手が湧き起こる光景は、とても素敵でした。

**=知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織
 

【(C)B.LEAGUE】

——「ユニファイドスポーツには以前から深く関わっている」とのお話がありました。こうした取り組みをサポートすることは、Fast Fitness Japanのパーパスの実現とどのように繋がっているのでしょうか?


長谷川 大きな目的は「運動やスポーツは誰もがアクセスできるものだ」というメッセージを広く届けることだと考えます。私たちが運営しているフィットネスジムは、「ストイックな人がやるもの」など敷居が高く感じる方も多いのが実情です。障がいのある方なら、なおさらそう感じてしまうかもしれません。しかし、ユニファイドスポーツは障がいの有無に関わらず、みんなが同じコートに立って誰もが主役になれる機会です。そういったリアルな姿を見せることが、結果的に皆さんが運動を始めるハードルを下げる力につながると思っています。

 

——フィットネスは基本的に個人で行うものですが、一方でバスケットボールはチームスポーツです。2つは異なる特性を持っていますが、長谷川さんはその魅力や繋がりをどのようにお考えですか?


長谷川 確かにフィットネスは個人の運動ですが、長く続けていくためには「仲間が応援してくれている」「誰かが見てくれている」といった、人との繋がりが非常に重要になります。そういう意味では、団体競技の本質と大きくは変わらないと思っています。

一方で、バスケットボールのような団体スポーツの魅力は、その繋がりがリアルタイムに生まれることにあります。得点につながるパスが出て「ナイスパス!」と称え合ったり、ミスがあっても「ドンマイ!」と声を掛け合ったり。ボールを介して、瞬間的かつリアルなコミュニケーションが交わされます。シュートが決まれば、見ている人も一緒に盛り上がるのも魅力です。


個人でトレーニングを積んで体力をつけることは、仲間と素晴らしいゲームで輝くための準備にもなります。個人のフィットネスと団体スポーツは、運動しながら健康になっていくための、暮らしに必要な“両輪”のような関係だと思います。

 

——B.LEAGUEは「地域創生」を大きな柱として活動しています。一方でエニタイムフィットネスは、全国に1,200店舗というネットワークをお持ちです。今後さらに連携を深める可能性はありますか?


長谷川 支援については一過性のもので終わらせるのではなく、継続して定着させていくことが何より大切だと考えています。弊社には全国1,200店舗というエニタイムフィットネスのネットワークがあります。その強みを生かして、地域とスポーツ、そして健康の接点をどう広げていくか。具体的な連携についてはまさにこれから議論を深めていく段階ですが、そういった広がりを作りたいという思いは強く持っています。

「忙しいから」とか「予定があるから」といった理由に縛られず、ご自身のペースやライフスタイルに合わせて、誰もが安心して運動を始められる。まずは私たちが、そんな社会の受け皿になっていきたいと考えています。

 

——最後に、日頃からバスケットボールの熱狂を支えているB.LEAGUEファンの皆様へ、メッセージをお願いいたします。


長谷川 ユニファイドスポーツのコートの中で私たちが目にした感動は、とても大きなことのように見えて、実はすごく身近なことでもあると感じています。仲間の良いプレーをみんなで一緒に喜んだり、ミスをした時こそ温かい声を掛け合ったり、みんなが輝けるようにパスを出し合ったりする。これらは、コートの中だけでなく、日常の中でも今日からすぐに実践できることだと思います。


そうしたひとりひとりの小さな積み重ねが、「誰もが健康的に暮らせる心豊かな社会」の実現に繋がっていくと信じています。スポーツの力で、B.LEAGUEファンの皆様と共に輝ける未来を作っていけたら嬉しく思います。

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