「B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL 2026」第2戦 長崎66-103ボン、シーズン開幕に向けてチームの成長が見られる一戦に

9月6日(日)、長崎ヴェルカがテレコム・バスケッツ・ボンをハピネスアリーナに迎える「B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL 2026」の第2戦が行われました。
2日前に行われた初戦は76-59でボンの快勝に終わりました。前回に続いてボンはティップオフから攻勢を仕掛けます。長崎の起点を潰してシュートチャンスを作らせず、良いディフェンスから攻めに転じ、長崎が早々にタイムアウトで流れを切ろうとしても勢いは止まらず、開始から9-0のリードを奪いました。
初戦は相手の強烈なプレッシャーディフェンスへの対応にかなりの時間を要した長崎ですが、この試合でのアジャストは早く、リーヴァイ・ランドルフ選手のジャンプシュートで相手のランを断ち切ったのを機に立て直します。
相手の鋭い出足への対応は、受け身に回らず激しさで上回ること。その姿勢を体現したのは松本健児リオン選手で、相手がファンブルした瞬間を見逃さずに飛び込んでジャンプボールシチュエーションに持ち込み、リバウンドで身体を張り、攻めに転じればスモールセンターとして相手ディフェンスを引き付け、ハンドオフで味方のフリーを作り出したりと、スタッツには残らなくても試合にインパクトを与えるハッスルプレーを連発します。
これに大友隆太郎選手も続きます。211cmの大型センター、レオン・クラッツァー選手とのミスマッチにも果敢に対応。外国籍選手がランドルフ選手のみ、さらに第1戦で活躍した田中流嘉州選手がこの試合では欠場と、長崎はサイズの不利が顕著でしたが、松本選手や大友選手が見せたミスマッチでも簡単に引かない姿勢は、チームに大きなエネルギーを与えました。
さらに、第1戦ではなかった相手ビッグマンへのダブルチームや、攻めでは通常より高い位置からピック&ロールを仕掛けたり、カッティングを増やすなど新たなプレーを加え、熊谷航選手と松本選手の絶妙なコンビネーションからの得点、松本選手がスクリーンで作り出した3Pシュートのチャンスを永野威旺選手が決めるなど、長崎は戦力が揃わないことを言い訳にせず、ハイペースな展開に持ち込んで見せ場を作っていきます。

第2クォーター終盤には、ランドルフ選手がスティールからのワンマン速攻を決め、その直後に永野選手のスティールから再び走ってバスケット・カウントをもぎ取り、さらにインサイドのスペースを見逃さずにドライブで仕掛けて再びバスケット・カウントと、ビッグプレー連発で点差を1桁に戻しました。
しかし、後半に入って長崎は失速します。速いペースからチャンスを作っても3P
シュートが決まらず、リバウンドから相手に走られることに。ボンは、試合終盤に運動量の落ちた初戦から一転、中1日でコンディションを上げて、第4クォーターに入っても長崎のハイペースなバスケに足を動かして食らい付きます。
逆に長崎が、走り続けてはいるのですがプレー選択の精度が落ち、イージーなターンオーバーが続くようになってしまいました。ここからボンの速攻を立て続けに浴び、一気に突き放されました。残り2分を切ったところで、ハーフコートでボールを失ってアレクサ・コバチェビッチの速攻を許して失点が100に。最後は押し返すことができず、最終スコア66-103で試合終了となりました。
ボンは3Pシュート3本を決めたジョン・マイケル・ライト選手の18得点を筆頭に4選手が2桁得点を記録。さらに出場した12選手全員が得点を記録しました。試合後の会見にはクラッツァー選手とジェフ・ギャレット選手が登壇。「シーズンの準備として、1分1分を全員が丁寧にプレーするところをゲームプラン通りに実行できた」と自分たちのパフォーマンスへの手応えを語るとともに、長崎のバスケを「スピードやクイックネスで違いを感じました。出てくる選手一人ひとりが本当にハードにプレーしてくるところが印象的でした」という言葉で称賛しました。

長崎は試合を通してハードワークを貫きましたが、3Pシュートは29本中8本成功(27.6%)と、チャンスを作っても決めきれないことで勝機を逸しました。それでもディーン・ヴィッカーマンヘッドコーチは、大会を通じてのチームの成長を強調します。
「第4クォーターは疲れからミスが出ましたが、第3クォーターまではチームとしての改善点が見られました。この2試合で選手それぞれがステップアップし、役割を遂行しなければならないという点で、チームの層の厚さが増しました。こういう国際試合を通してボンのバスケからしっかり学び、開幕に向けて準備していきます」
ランドルフ選手はフィールドゴール12本中9本成功と鮮烈なパフォーマンスで両チームで最多の21得点を記録。14得点を挙げた第1戦に続き、新加入のランドルフ選手は長崎のファンに自分の得点能力を大いにアピールしました。「素晴らしい雰囲気の中でプレーさせてもらいました。ここに来る前に長崎ヴェルカは素晴らしいファンベースがあると聞いていて、それをあらためて経験できて本当にうれしいです」
ランドルフ選手は、ボンとの2試合をこう振り返ります。「チームとして大きなチャレンジでした。スコアを見れば思うような結果ではありませんでしたが、チームが見せたタフネスぶり、それぞれの選手のステップアップ、チームの層の厚さという点で、チームが成長できました」
また、試合後のコートでファンに挨拶をした松本選手は、ボンの選手やコーチたちへ敬意を示すとともに、「シーズンが始まったらボンも僕らも良い結果で終われるように、お互い頑張ろうと思います」と語りました。

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