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『B.LEAGUE MANILA GAMES 2026 GAME1』は群馬クレインサンダーズがレバンガ北海道に快勝、スコア以上に際立った「マニラ開催」の意味

2026.09.10

国際連携

【(C)B.LEAGUE】
 

本国でのラモスのすさまじい人気ぶり

 

9月9日、マニラ(フィリピン)のSMモール・オブ・アジア・アリーナで『B.LEAGUE MANILA GAMES 2026』のGAME1が開催された。

オープニングゴールは群馬クレインサンダーズのトレイ・ジョーンズがコールプレーから沈めたミドルシュートだった。しかし、アリーナの空気を一変させたのはレバンガ北海道のドワイト・ラモスだ。母国の英雄であるラモスがボールを保持するたび、地鳴りのような大歓声が会場を揺らした。その圧倒的な期待に応えてラモスはファーストシュートで長距離砲を射抜き、マニラのファンのボルテージは早くも最高潮に達した。
 

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だが、その中でも冷静さを失わなかったのが群馬だった。高いディフェンス強度で圧力をかけると、攻撃ではスムーズなボールムーブメントから効率良く得点を重ねて主導権を掌握。北海道を攻守両面で上回り、第1クォーターを29-19と2桁リードで終えた。

追う北海道の反撃を牽引したのは富永啓生だった。アグレッシブなアタックと高確率の3ポイントシュートで、前半だけで19得点を積み上げてチームを牽引。しかし、群馬のチームとしての完成度がそれを上回った。今シーズンに加入したスタンリー・ジョンソンがフィジカルを生かしたアタックやディープスリーなど、要所で得点を重ねて流れを渡さない。後半に入ると群馬は富永への警戒を強め、後半は彼を無失点に封じた。こうして、攻守で北海道を上回った群馬が98-81の快勝を収めた。

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敗れた北海道のトーステン・ロイブルヘッドコーチは「特に前半のディフェンスは失望的だった。今日は群馬の方がはるかに素晴らしいチームだった」と総括。そのうえで、ここまでプレシーズンゲームで4連勝していたことに触れつつ、収穫に目を向けた。

「プレシーズンゲームで4勝0敗という成績でここに来たので、率直に言えば今回の出来事に対してそこまで腹を立ててはいません。こうした課題が出たことは、私たちにとって目を覚ますための良い警鐘になります。やるべき課題がはっきりと見えました。これらの細かい問題を修正、解決し、明日はより良いパフォーマンスをお見せできればと思っています」

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試合後の囲み取材では現地メディアから富永へ熱心な質問が相次ぐ

 

一方、快勝を収めた群馬のカイル・ミリングヘッドコーチは「非常に良い試合でした」と満足げに試合を振り返った。「特にオフェンス面で良いリズムを作れたし、後半は富永選手をノーポイントに抑えるディフェンスのタスクを遂行できました。目指すべき場所へ向かうための小さな一歩を踏み出せました」
 

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ベンチスタートながら、14得点3リバウンド3アシストを記録し、初めてフィリピンに来たという藤井祐眞も「アウェーでのイレギュラーなスケジュールを経験できるのはシーズンに向けて大きなプラスです。新加入のスタンリーの強みを生かしつつ、チーム一丸のプレーでさらに精度を高めたい」と、次を見据えた手応えを口にした。

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今回の『B.LEAGUE MANILA GAMES 2026』において、試合結果以上にインパクトを与えたのは会場を包み込んだ熱量だった。地元・フィリピンの英雄であるラモスへの歓声はもちろんのこと、富永やジョンソンら一流のBリーグ選手のプレーにファンは心を揺さぶられ、アリーナには地鳴りのような歓声が響き渡った。試合後の囲み取材では現地メディアから熱心な質問が相次ぐなど、フィリピンのファンやメディアがBリーグのコンテンツに純粋に魅了されている姿がそこにはあった。

現地の人々がBリーグというコンテンツと所属選手たちの熱量にリアルタイムで熱狂し、国境を越えてエンターテインメントとして消費される。それこそが、今回Bリーグがマニラで公式戦さながらの試合を開催した最大の意味であり、価値だった。Bリーグにとって、このマニラで描いた熱狂の景色は、今後のグローバル展開における確かな一歩となったはず。そう思わせる、『B.LEAGUE MANILA GAMES 2026 GAME1』だった。

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